冬山は魅惑的だが！

2017年02月25日

冬山は魅惑的ですが！

雪が降り積もった白銀の世界は、白と黒のほぼ二色しか
存在しない。麓では滅多に積雪の機会が無い地区に
住んでいる私が見ることはめったにありません。
数年に一度くらい、寒波が到来したときにあるかどうか。

先日、登山口の駐車場に到着する。
厚い雲に覆われていてとても寒い。
山を見上げれば冬山は、朝、山全体白く見え、
雪が積もっているのかもしれないと警戒しました。

前日、天気予報は晴れになっていましたけど、
山の天候はわからないものだと実感する。
登ることは止めて帰った方が安全だろうと登山を躊躇。
待つこと４０分。
雲がわずかに切れて太陽のシルエットが少し見える。
よ～し登ってみようかな。
登れる所まで行って身の危険を感じたら引き返そう。
そう決めました。

登り始めると登るにつれて、積雪はほぼなかったのですが、
残雪もあったり、下から白く見えていたのは木々が
霧氷に覆われていることがわかりました。

登りはじめは耳が切れるかと思うほど寒くて３０分ほど
早足で歩いてもなかなか体が暖まらない。
すると日差しが差しはじめて途端に暑くなる。
太陽の私たちにおよぼす莫大なエネルギーは計り知れません。

更に歩を進めると、見上げれば空は雲一つ無く、
朝方の寒々しい感じは嘘のよう。
白銀の白と晴天の青と相まってとても素晴らく美しい。
最高の天気になりました。スタート時点の天候が続くか
雨風でも、いや雨雪でもなろうものなら、
その寒さは人を凍傷にし、生死も危うくなる。
山の自然、過酷さは半端なく人間はひとたまりもありません。