アルミ扉とはこんなもの。

アルミ扉とはこんなもの。
家具のパーツとして取り扱い中の『アルミ扉』。
自由にサイズをオーダーができます。
そのこともあってか、多くのお見積依頼をいただいております。
アルミフレームの枠の幅も広いものと狭いものとあって
その印象は異なってきます。色もシルバーとブラック。
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ここで素材としての『アルミ』を調べてみましょう。
アルミニウムは、鉱石のボーキサイトを原料として水酸化ナトリウムで処理し、
アルミナ(酸化アルミニウム)を取り出したあと、
氷晶石(ヘキサフルオロアルミン酸ナトリウム、Na3AlF6)とともに溶融し
電気分解を行う。

したがって、アルミニウムを作るには大量の電力が消費されることから
「電気の缶詰」と呼ばれる。

アルミニウム1トンを生産するために消費される、材料および電力は
以下の通りです。
なお、1トンあたりの電力使用量は銅で1,200 kWh、亜鉛で4,000 kWhであり、
アルミニウムの精錬には銅の約11倍、亜鉛の約3.5倍の電力が必要となる計算になる。

アルミナ 1.96トン(ボーキサイト 4トン)
氷晶石 0.07トン
炭素陽極 0.5トン
電力 13,000 - 14,000 kWh

アルミニウム屑を溶解するにあたっても、
融点が約660 ℃と銅や鉄などの主要金属の中では低い方で、少ないエネルギーで
行うことができる。ボーキサイトからアルミニウム地金を生産するのに比べ、
アルミ缶からアルミニウム地金を生産するのはわずか3パーセントの電力消費で済む。

こうした利点があるため、アルミニウムは日本国内においてもっともリサイクル化
が進んでいる金属であり、アルミ缶のリサイクル率は94.7パーセント(平成24年度)
にも達する。こうしたことから、アルミニウムはしばしば「リサイクルの優等生」
や「リサイクルの王様」と表現される。

アルミニウムの比重は鉄の3分の1程度と軽量であるために利用しやすく、また、
軟らかくて展性も高いなど加工しやすい性質を持っており、さらに表面にできる
酸化皮膜のためにイオン化傾向が大きい割には耐食性もあることから、一円硬貨や
アルミ箔、缶(アルミ缶)、鍋、外構、エクステリア、建築物の外壁、道路標識、
ガソリンエンジンのシリンダーブロック、自転車のフレームやリム、パソコンや
家電製品の筐体など、さまざまな用途に使用されている。
ただし大抵はアルミニウム合金としての利用であり、
1円硬貨のようなアルミニウム100パーセントのものはむしろ稀な存在である。

軽量で加工性もよいことから、軽さと強度の両立のため部材形状の工夫も求められる
航空機ではアルミ合金であるジュラルミンが主流となった。

構造材としての使用もある(アルミニウム構造)が、窓枠(アルミサッシ)やドア扉、
フェンス等、外構での使用が多い。
工場での規格集中生産により高い精度で加工されており、また軽量であるため、
建付けや現場での組み立てやすさ、基本的な耐候性が優秀で、1960年代以降急速に
普及した。しかし、断熱性の問題から窓ガラスともども結露を生じやすく、
近年は代替品として樹脂サッシや現代化された木製サッシが増えている。

近年では家具材『アルミフレーム扉』としての使用も増えはじめている。
強度、デザイン性にすぐれシンプルな使用には適している。

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