思い悩む、自分と向き合う山登り。

2022年04月17日

生きていると何かしら思い悩むものです。
人間関係、仕事上の悩み、お金の問題、家庭、子供のこと。等々
生きていくためには食べていかないと生きていけません。
出世争い、稼ぎ、競争社会、ストレスがつきまとう。

ひと昔まで、「なんで山にわざわざ辛い思いして登るんだ？」と
山登りには無関心だったのに、ふとしたきっかけで始めた登山。
それは素晴らしくて１０年近く経った今でも、やみつきになった。

【人はなぜ山を登るのでしょうか？】
「そこに山があるから…。」と聞いたことがあります。
なんだか禅問答のような話です。

登る人ぞれぞれ理由はある。

登ったときの「達成感」はその大変さに比例して感じるもの。
汗をかいて、何時間もかけ、場合によっては日をまたいで登頂する。
標高差数百メートルから数千メートルも。登る高さの違いはあれど！

人生に思い悩んでいた時に、登った。
大自然の雄大さ。その中にいる自分。その自分の何と小さなこと。
思い悩んだ事は晴れなくても、そのことは実感できた。
太古から続く地球の営みの中、雲は大空に流れ、雨を降らせ、
木々草花は育ち、動物たちはその一生を生き、湧き水となり、田を潤す。
自然の営みを感じた。

「小さな事で何をくよくよしている。」
「何千年、何万年自然の営み」
風雪に耐えてきた樹齢3,000年を越える屋久島の縄文杉に
「100年も生きて無いのに何をくよくよしている！」と言われているような

『歩み』を続ければ、その苦しみは終り、目標にたどり着く
一歩一歩確実に、たゆみなく進み続ける。

地震があっても、津波がきても、新型コロナが蔓延しても生き抜く。
知恵をだして、愛する人と、愛する人のために働く。
くじけている場合ではない。気持ちだけは誰にも負けない。

叩かれても、転んでも、立ち上がる。やり続ける。

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